Popeater♪( ´θ`)ノBLOG

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いのちの記憶〜京都音博2017 観覧のご報告

こんばんは(笑)

今回は先日行われた、第11回京都音楽博覧会のご報告をさせてください。

 

一言で言えば...“生”歌謡ショーが最高でした。

 

開会宣言ころのお昼頃はちょっと曇り空だったんですけど、始まったと同時くらいから雲が晴れて陽が射してきて...とにかく暑かった(笑)ですね。暑くなるかなぁという予測からTシャツ1枚だったんですが、それでもやっぱり暑かった。黒のストール巻いて、日焼け止めもしっかり塗って“野外フェス”対策もバッチリです。

 

まぁ音博の詳しいライブレポはコチラの記事でどうぞ(笑)例によって楽します。

 

くるり 11回目の「音博」で新たなチャレンジ 田島貴男、布施明ら生歌謡ショーで魅了

くるりが9月23日に「京都音楽博覧会2017 IN 梅小路公園」を開催した。通称音博と呼ばれるこのライブイベントは、歴史が長く、文化芸能を大事にしてきた街、京都ならではの音楽イベントにしようと、2007年に初めて開催。昨年はひと区切りとなった10回目の音博だったが、荒天による中止という不本意な結果で幕を下ろした。今年は天候にも恵まれ、秋風が気持ちよく漂う中、彩りあふれる海外勢、この日のために結成されたフルオーケストラ、それに加え名うてのミュージシャンを迎えてのハウスバンドとによる初の”生”歌謡ショーというライブ形式と、11回目にして、くるりの大胆かつ新たなチャレンジが展開された。(記事抜粋)

www.hmv.co.jp

 

今年の音博の特徴といえばやっぱりオーケストラに尽きますね。オーケストラの生音と、時折会場に響く汽笛の音、そして我が道を行く水族館(のイルカショーの歓声)が交錯する梅小路公演...まさに音博ならではの空間を作り上げていました。 

 

15時前になると、PAテントの後方にシートを敷いて寝そべっていた客の大移動が始まった(笑)そう本日の主役『くるり』の演奏が始まるからだ。昨年は大雨というアクシデントに見舞われ中止となってしまったフルオーケストラとの演奏にも期待が高まる。そんなくるりのオープニング曲は「ジュビリー」だった。10年前のシングル曲、大好きな曲だ。自分自身も瞬間震えたが、会場のテンションも一気にあがるのを感じた。

 

くるりQuruliは、日本のロックバンド。京都府出身。アルバムごとに異なった音楽性や趣向を持つ、多様な作品群を発表してきたことが特徴として挙げられる。1998年にシングル「東京」をリリースしメジャーデビュー。1999年に、フォーキーかつプログレッシブなサウンドプロダクションが特徴的な1stアルバム『さよならストレンジャー』をリリース。2000年にプロデューサーにジム・オルークを迎え、オルタナ・サウンドが顕著な2nd『図鑑』、2001年にテクノ・ダンスミュージックから影響を受けた3rd『TEAM ROCK』、2002年にエレクトロニカに接近したサイケデリックな4th『THE WORLD IS MINE』を発表。2004年には一転バンドサウンドに回帰しつつ、新たにジャズの要素を取り入れた5th『アンテナ』、2005年にザ・フービートルズに代表される60年代ブリティッシュ・ロック・サウンドにアプローチした6th『NIKKI』、2007年はオーケストラとの融合を図りクラシックに傾斜した7th『ワルツを踊れ Tanz Walzer』をリリース。2009年は、フロントマン・岸田繁のシンガーソングライター・アルバムとしての色彩が色濃い内省的な8th『魂のゆくえ』、2010年にアルバム・タイトルが示すようなメッセージ性の強い9th『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』、2012年は大幅なメンバーチェンジを敢行し制作した10th『坩堝の電圧』、2014年には多国籍なサウンド・アプローチを試みた11th『THE PIER』をリリース。バンド結成20周年にあたる2016年、オールタイムベストアルバム『くるりの20回転』を発表。

Wikipediaより)

 


くるり - ジュビリー

 

なんといってもこの感動のオーケストラ形態で、新曲「特別な日」「How Can I Do?」の2曲が聴けたのはうれしかったですね。 個人的には「How Can I Do?」大好きですね。この曲はここで初めて聴いたんですけど一瞬でお気に入りです(笑)くるりらしい品のあるポップ感が炸裂してます。もうライブの雰囲気だけじゃなく、音楽が心からワクワクさせてくれるんですよね。あの日の会場の空気感、見回せば目に飛び込んでするニコニコした年配のファン(笑)や、くるりの演奏をBGMでも聴くように会場で遊んでいる親子を見て、自分まで嬉しくなったのです。

 

特別な日

特別な日

 

くるりの演奏が終わって、いよいよ本日のメイン京都音博“生”歌謡ショーが始まります。僕なんかは、混み合ったくるりの後の客の入れ換えを狙ってステージ前方へと大移動しましたからね、まさに押し寄せる人の波に逆らって(笑)ステージセンター寄りの10列目くらいでしょうか、ポジションを確保して愉しみましたよ。視界良好、音も最高で、文句の付けようもない環境です。では、そのラインナップをご紹介。

 

くるり 京都音博“生”歌謡ショー 演目

Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

1. 小さなレノン

2. Taxi Driver

3. 迷子犬と雨のビート

田島 貴男(ORIGINAL LOVE)

1. ウイスキーが、お好きでしょ

2. プライマル

3. 接吻

UA

1. 悲しみジョニー

2. AUWA

3. いとおしくて

布施 明

1. 君は薔薇より美しい

2. シクラメンのかほり

3. My Way

二階堂 和美

1. いてもたってもいられないわ

2. いのちの記憶

3. お別れの時

 

やっぱりGOTCH狙いが多かったんでしょうね。終わった途端に客が引けましたが、スペースが空いたおかげで更に前方へと移動出来ました(笑)ハッキリ言ってそこで帰った人達はこの音博の核心を見ることは出来なかったと思います。本当に勿体ない。

 

僕としては一番良かったのは田島貴男の1曲目が終わってからのMCが最高に楽しかったですね(笑)実は失敗したんだ〜という田島自身の告白と緊張感からなのでしょうか?異常なテンションの高さに会場中が大爆笑でした。続いて「プライマル」をしっとりとしっかり聴かせたあとは、初の試みというアレンジで名曲「接吻」を聴かせたくれました。もうね...感動で泣きました。

♫長く甘い口づけを交わす 深く果てしなくあなたを知りたい

 fall in love 熱く口づけるたびに やけに色の無い夢を見る♫

ストリングスの演奏に乗っかったツヤのある声...自然と涙が出ちゃいましたね(笑)なんですかね。音楽って人の心に染みるんだってことを再確認しました。貴男アニキ最高です!どうやら初アレンジの一発勝負は大成功だったようです(笑)今までに聴いた「接吻」の中でも最高に良かったと思いますよ。CDにしたほうがいいと思います(笑)※下記リンク演奏は当日のライブのものではありません

 


ORIGINAL LOVE 接吻

 

でもまだまだこれだけでは“生”歌謡ショーの良さは語り尽くせません。続いて紹介したいのはニセじゃ無いホンモノの(笑)布施明です。紹介された布施明が格好良くジャケットを脱ぎ捨てる!歌うのはそうアノ曲!「君は薔薇より美しい」で、会場のテンションも最高潮に。いつ後ろからニセ明(源ちゃん)が出るのかと(笑)期待しましたが...そんなモノマネ番組のような演出はありませんでした。本家ホンモノの伸びやかなハイトーンボイスをこれでもかと観客に見せつけてくれました(笑)続く「シクラメンのかほり」も大胆なチェロを中心としたオーケストラアレンジで原曲のメロディー美しさを堪能させてもらいました。最後の「マイ・ウェイ」は例のアレ(笑)なんですが、初めて布施明のヴァージョンで聴きましたね。でも日本語の歌詞がスッと染みこんできて、こんなに良い曲だったんだなと...ふと前を見ると涙をぬぐっている男性が...うん、わかるよ〜と僕ももらい泣き(笑)まだご存じない方はこちらの映像でどうぞ。

 


マイ・ウエイ(布施明) 1996

 

それにしても布施ってば...溜めまくるよね(笑)源ちゃんもそこコピーするわな。

 

で、本日のタイトル曲というか(笑)ブログでは初めてなんですが、今日の一曲として、2回連続してご紹介するのは“僧侶”二階堂和美の「いのちの記憶」です。

 

前回のブログではジャズヴォーカリストとしての二階堂和美の良さをお伝えしましたが、今回生で彼女の歌を聴き、MCから感じられた彼女の人柄の良さ...正直不覚にも「かわいい女性(ひと)だなぁ」って思いましたね(笑)声も透き通ってましたし、なによりピッチが正確で気持ちいい!本当に歌のうまさを見せつけられました。布施明のあとで本人動揺していたようでしたけど、逆に弾けた衣装とテンションの高さに初めて彼女を観る観客も多かったと思いますが、いつの間にか乗せられてましたよ(笑)「いてもたってもいられないわ」ではハスキーでキュートな声が、「いのちの記憶」では別人のように整然としているのですから驚きました。歌詞なんかも同じ人が書いたとは思えないんですけど、これもまた“僧侶”でもある彼女の一面なんだなぁと感心させられました。自虐ネタでもあったジブリの“そんなに売れなかった映画”の主題歌です(笑)歌の前の真摯なMCも最高に感動しました。

 

かぐや姫の物語』(かぐやひめのものがたり)は、『竹取物語』を原作としたスタジオジブリ制作の日本のアニメーション映画。監督は高畑勲が務める。2013年11月23日に公開された。キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。高畑による監督作品は1999年の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、14年ぶりとなる。日本のアニメ映画としては破格ともいえる、企画開始から8年の歳月と50億円を超える製作費が投じられた。技法面では、『ホーホケキョ となりの山田くん』で導入された、アニメーターの描いた線を生かした手書き風のスタイルが本作でも使用された。加えて、背景も動画に近いタッチで描かれ、両者が一体となり「一枚絵が動く」ような画面をもたらしている。Wikipediaより)

 

彼女がこの曲に込めた想いは、このオーケストラのアレンジと相まってその場に居た観客全員の心の奥深くまで染みこんだことでしょう。僕も期待通り泣きましたし(笑)

 

歌詞の中に♫いまのすべては過去のすべて♪というフレーズがあるんですけど、それって僕自身の哲学と同じなんですよね。今の自分自身を作っているのは、過去に出会ったたくさんの人のお陰なんですよね。自分は決して1人でここまで生きてきたわけでは無くて、いろんな人に迷惑をかけて、泣かせて、怒らせて...失望させた結果から学んできたからなんですよね。もう二度と会えなくなってしまった人もたくさんいるんですけど、この世の中はきっといろんな形で繋がっているから、これから僕のすることが、いつか、もう会えないあの人やアノ人にも、波紋のようにゆっくりでも少しでも伝わっていけばいいなぁと。そう、そんな風にまためぐり会えると信じて今を精一杯生きています。このブログを読んでくれているアナタともこうやって繫がれたのですから(笑)

 

あなたに触れた よろこびが

深く 深く

このからだの 端々に

しみ込んでゆく

 

ずっと 遠く

なにも わからなくなっても

たとえ このいのちが

終わる時が来ても

 

いまのすべては

過去のすべて

必ず また会える

懐かしい場所で

 

あなたがくれた ぬくもりが

深く 深く

今 遙かな時を越え

充ち渡ってく

 

じっと 心に

灯す情熱の炎も

そっと 傷をさする

悲しみの淵にも

 

いまのすべては

未来の希望

必ず 憶えてる

懐かしい場所で

 

いまのすべては

過去のすべて

必ず また会える

懐かしい場所で

 

いまのすべては

未来の希望

必ず 憶えてる

いのちの記憶で

 

今日の一曲

いのちの記憶 / 二階堂和美

いのちの記憶 (かぐや姫の物語・主題歌)


いのちの記憶  かぐや姫の物語


いのちの記憶 【かぐや姫の物語・主題歌】 生演奏 TV Ver. 歌詞付 320kbps

 

いのちの記憶

いのちの記憶

いのちの記憶

いのちの記憶

 
No.008